観葉植物のお悩みQ&A 〈葉が黄色くなる編〉
観葉植物を育てているとどうしても気になる悩みが出てきます。
今回は、「葉が黄色くなってきてしまった」という問題について解決策をご紹介します。
「葉が黄色くなってきた...!どうすればいいの、?」
葉が黄色くなる原因は様々ですが、以下のような原因と対策があります。
1.水やりが多すぎる
過剰な水やりで根腐れを引き起こしている可能性があります
解決策:
・鉢の中の様子、または水位計をこまめにチェックし、水がなくなってから1日~2日は水を控えましょう。しっかり培地を乾かしてから水を与えることが重要です。
2.水が足りてない
水不足が原因で葉が乾燥してしまい枯れてしまっている可能性があります。
解決策:
水量をチェックし、適切なタイミングで水を与えてください。
植物は生きているのでほったらかしすぎはNGです!
3.日照不足
光合成不足で、葉が黄色くなることがあります。
解決策:
少し暗めのお部屋に置いている植物を、今よりも少し明るい場所に移動させてみましょう。日光は植物が必要な栄養を作る光合成という仕組みのために重要な要素です!
1日中くらいお部屋に置く際は、植物用ライトを設置するなどの工夫をしてみるのもいいかもしれません。
4.栄養不足
栄養不足により、葉が黄色くなることがあります。栄養不足の場合、葉の淵から黄色くなっていくことがあります。
解決策:
生育が旺盛な時期は定期的に肥料を与え、栄養を補給しましょう。
栄養は弱っているときに上げるのではなく、元気にどんどん成長しているときに!
5.温度変化や寒さ
寒さや温度変化で葉が黄色くなることがあります。
解決策:
それぞれの植物の適正生育温度について知りましょう。
観葉植物は基本的に15℃~25℃が適正と言われています。
耐寒性がある植物は3℃や5℃程度でも耐えるとは言いますが、基本的には冬季の寒い時期は10℃以上の気温があった方が安心です。
また、観葉植物は湿度を好むもが多いです。冬季は空気が乾燥しますので葉水を行うと良いでしょう。葉水は午前中に与えるのが○。空気が冷え込む午後までには葉の表面についた水が乾くようにしましょう。
生育に適した環境に移動させながら管理できると良いです。。
6.害虫による被害
害虫や病気による葉の変色も考えられます。
主な害虫:ハダニ、カイガラムシ、アブラムシ
解決策:
定期的に植物をチェックし、害虫や病気を発見したらすぐに対処しましょう。
風通しと日当たりの良いところに置くと良いです。
7.葉が何かに触れてダメージを受けた
葉の先端はデリケートで、触れたり、ぶつかったりすることで傷つき、そこから色が変わってしまうことがあります。
解決策:
植物の配置を工夫しましょう。植物を置く場所を見直し、葉の周囲のものに触れないようにしましょう。また、運搬の際にもできるだけダメージを追わないように気を付けるといいかもしれません。
もし一部変色してしまった葉が気になるようでしたらカットしても良いです。
8.成長過程で古い葉が落ちる
観葉植物は成長する過程で、古くなった葉を自然と落とします。
そのため古い葉が黄色くなることがあります。
解決策:
黄色なった葉は葉緑体がない状態になり、葉緑体を構成する葉緑素が少なくなっています。そのため植物の生長に必要な栄養素を作る働きができなくなっています。
手で優しく摘み取るか、ハサミでカットするようにしましょう。
9.根詰まり
鉢の中で根がいっぱいになると、栄養分や水分を吸収できなくなってしまいます。
解決策:
暖かい時期になったら今よりも一まわり程度大きな鉢に植え替えをしましょう。植え替え時は根が傷ついてしまうため、傷ついても修復がしやすい暖かい時期に行いましょう。
10.根腐れ
過剰な水やりが原因で根が腐ってしまうと、水分や栄養分を吸えなくなってしまい枯れてしまいます。枝の皮を少し削っても黒かったり、枝がシナシナになっていたり、葉が全体的に黄色くなってばらばら落ちてきたり、葉に艶がなくなってきたりなど全体的に調子が悪くなります。
解決策:
一度鉢から植物を抜いてみて、根の様子を見てみる必要があります。
傷んだ根は取り除き再度植え込むことで、復活することはありますが、根が完全に腐ってしまっている場合は手遅れなことが多いです、、、
早期発見が大切です。
まとめ
葉が黄色くなる原因は様々なので、まずは原因を特定し、適切な対策を取ることが大切です。自分だと判断できない場合はお近くの園芸店さんに行って写真を見て判断してもらっても良いと思います○